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新年明けましておめでとうございます。
旧年中は、当会の事業運営に格別のご支援とご協力を賜りましたこと、厚くお礼申しあげますとともに、本年もよろしくご指導を賜りますようお願い申しあげます。
昨年は経済が回復基調へとすすみ明るさが出始めたとはいえ、業種や地域、企業間のばらつきも見られ、印刷業界にあっては特定業種指定による信用保証枠の適用が3月で終了したものの経営環境は依然として厳しく、総じて経済好転の実感に乏しい1年でした。
また、集中豪雨や相次ぐ台風の襲来、地震による災害など、自然の猛威を目の当たりにした年でもありました。私たちの仲間も被災され今もご苦労されていることを思いますと、一日も早い復旧を心より願っています。
さて、全印工連にとって昨年は特別な年でありました。「変化への対応」から「業態変革」をキーワードに、高松で開催された全日本印刷文化典香川大会・全国大会で「業態変革推進プラン-全印工連2008計画」をキックオフいたしました。
国際化、高度情報化、少子高齢化、成熟化といった大きな潮流を受け、あらゆる産業、業界で業態の見直しが迫られている中で、印刷業界も例外ではなく、成長期から成熟期へと移行し、従来のビジネスモデルの延長では新たな発展は難しくなりました。また、主役、競争相手、ビジネスの速度が大きく変わりました。社会が印刷に求める存在価値もまた変化しつつあります。このため、私たちは自らの意志で業態変革にチャレンジし、新たな発展と成長を目指してその第1歩を踏み出したところです。
環境の変化は今後とも私たちにさらなる変革を求めてくることでしょう。環境の保全、デジタル技術やITの活用、マーケティング対応、価格競争からの決別、情報管理と企業責任、経営管理など、経営資源に制約のある中小企業にとって、諸課題を解決するには限界があることも少なくありません。
けれども私たちには組合というすばらしいネットワークがあり、全国の多くの仲間と情報を共有し前進することができます。英知を結集して立ち向かえば必ずや思いは達成できるものと信じています。変化を発展の機会と捉え、全国の仲間とともに勇気を持って変革に立ち向かい、印刷業界の未来をともに創っていこうではありませんか。
最後になりましたが、皆様のご健勝と企業のご繁栄、そして印刷業界の発展を祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。 |
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